最初の図では内側の円は窪んで見えます。 180°回転すると
今度はふくらんで見えると思います。これがクレーター錯視
です。光は上からくるものという先入観をもとに奥行きを判
断することが，この錯視の理由と考えられています。
それでは回転の途中ではどう見えるでしょうか。
あるとき，机に平らに置かれた生徒のパソコン画面を逆方向
から見たところ，同時に押せないはずのボタンが多数押されて
いて，思わず「何やってるんだ」と声を荒げてしまいました。
それがこの錯視を知るきっかけです。パソコンでボタンの凹凸
はこの錯視が使われていたんですね。
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